秋の果物の代表格である梨。口に入れた時のみずみずしさとしゃりしゃりの食感、上品な甘さにさわやかな香りは多くの方に愛されています。
そんな梨ですが、実は美味しいだけでなく、栄養も豊富でダイエットや美容など身体に嬉しい効果がたくさんあります。
この記事では、そんな梨の栄養と効能についてまとめました。梨が好きな方にはもちろん、美容やダイエットなど健康に興味のある方も参考にしていただければと思います。
梨は低カロリーで栄養のある果物
梨は、そのみずみずしさからも想像できる様に成分の90%は水分でできています。そのため、100gで43kcalと低カロリーです。リンゴが100gで54kcalなのでカロリーを気にする方はリンゴより梨の方がおすすめです。
水分の他にはカリウムと銅などのミネラルが多く含まれています。妊活や妊婦に必要とされてる葉酸や、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸、体内に栄養を吸収しやすいように食べ物を分解する消化酵素、食物繊維など他にもさまざまな栄養分が入ってます。
梨の果汁にはリンゴ酸やクエン酸など疲労回復の効果がある栄養素が含まれているので夏バテ対策としてもおすすめです。
美容やダイエットにも効果あり
梨は栄養価が高いだけでなく、カロリーが低いのでダイエットにおすすめの果物といえます。また水分を多く含んでいるため満腹感も得やすく間食にも適しています。焼き肉など、美味しくてついつい食べ過ぎた場合でも、梨の消化酵素が消化不良を改善したり、食物繊維や整腸作用のあるソルビトールの働きにより腸のぜん動運動を活発にしてくれます。
また、美容にも効果があり、梨を食べた時に感じるザラつきには美容効果のあるペントザンが含まれています。ペントザンには吹き出物を改善するなど、肌の調子を整えてくれる効果があります。また、梨にはカリウムという成分も含まれており、余計な塩分を体外へ排出するので、肌のむくみを取ってくれる効果もあるのです。
焼肉など食べ過ぎたときにも梨がおすすめ
梨には、肉などのタンパク質を効果的に分解するプロテアーゼという成分が含まれています。梨をすりおろしたものを焼肉のタレに混ぜたり、肉そのものにかけると肉を柔らかくする効果が期待できます。焼肉で食べすぎてしまった時などは梨を食べるようにすると消化を促してくれます。
栄養を考えるなら皮ごと食べること
農薬や虫が気になったり、皮が硬くて少し食べづらいなどの理由から皮を捨てる方も多いですが、栄養のことを考えるなら皮も一緒に食べることをおすすめします。
梨には、ビタミンやミネラル、食物繊維など様々な栄養素が含まれてますが、栄養素が密集してるのは皮と皮の周辺です。つまり、皮を剥いて食べるということは、梨の栄養の塊を捨てるようなものなのです。
また、皮の周辺には、栄養素だけでなく甘みである糖分も他の部分に比べると多く含まれています。梨は、お尻の部分や皮がついてた外側の方がしっかりとした食感になっていて、梨の甘さを楽しみたいなら皮ごと食べる方がしっかりと味わうことができます。
残留農薬や虫などが気になる方はもちろん、気にしない方も衛生を保つために洗ってから食べるようにしましょう。梨の皮は、水を流したままスポンジで洗ってください。強く擦ると梨が傷付く可能性があるので、なでるような感じで優しく洗えば大丈夫です。しっかりと洗わないと不安な方は野菜専用の洗剤を使うといいでしょう。
ちなみに、梨の皮がぬるぬるしてるのは農薬とは関係なく、果物の皮の成分が出てきているだけなので大丈夫です。ぬめりが気になる人は塩洗いがおすすめです。梨に塩がざらつく程の量をかけ、表面を軽くこするとぬめりが出ます。最後に水で塩とぬめりを洗い流せば大丈夫です。
皮を一緒に食べたくない人は、ミキサーなどで細かくしてジュースやお好みの材料を混ぜてスムージーにするといいでしょう。皮の食感もなくなるので抵抗なく食べることができます。スムージーにしても抵抗のある方は、砂糖と一緒に煮てコンポートやジャムにしたり、梨をトースターで加熱して梨トーストにして食べるという方法もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
梨は美容やダイエットに効果があるだけでなく、疲労回復や解熱作用もあるので夏バテの方にもおすすめの果物です。その他にも整腸作用がありますので便秘の改善や二日酔いにも効果があります。皮や皮の周辺に栄養がありますので、今まで食べてこなかった方もぜひ取り入れるようにしましょう。
「芳香園」では、新鮮な梨を食べていただきたく朝採りした梨をその日のうちに発送しております。日当たりが良く、寒暖差が激しい盆地で栽培してるため、甘みが増してジューシーな梨ができます。できるだけ農薬を減らし、安全で美味しい梨の提供を心がけていますのでぜひご賞味いただければと思います。